人気ブログランキング |

パクリに頼ってはダメな理由

職場に異業種で30年ほどデザイン経験を積んだ新人が入ってきて半年。手を掛けて色々と教えているにも関わらず中々成長した姿を見せてくれないので、どうしたものかと思っていたところ、先日ふとした会話の中から原因の一旦が見えた気がした。
驚いたのは、当初から注意していたにも関わらず、未だに基礎的な勉強に手を付けず、応用ばかりをやっていたという事。結果、基礎的なソフトの機能や操作の知識が欠落しているので、効率の悪い作業を繰り返していて、応用ばかりをやっているので、一見派手なデザインができる反面、そこから外れたものを要求されると行き詰まってしまう。応用ばかりを積極的に取り込んでいった結果、逆に応用が利かなくなってしまっているというパラドックスがそこにあるような気がした。
最近ようやく基礎の大切さに気付いて後戻りをしてくれているものの、既に半年間、できる事とできない事のムラがあり過ぎて仕事を頼み難い状況が続いていて、更に、これから先の学びを待たなければいけない状況も継続.. 大分無駄が生まれてしまったように思う。
ずーーっと長い目で見たらそちらの方が結果的に伸びたとしても、会社としてこれ以上待つわけにもいかず、やはり早い段階で基礎をしっかりと学び直して欲しかったというのが正直なところ。パクリで培った技術をパクリで補っているのではいつまでもムラが残ってしまう。得意な表現だけで勝負ができる現場であればそれでも良いかもしれないけれど、多様な表現が求められる現場ではそれも通用しない。
基礎がきちんと身に付いていれば、技術的なシーズにも積極的に気付く事ができるし、応用をより深く理解する事ができ、オリジナリティのある応用を自ら生み出す事もできる。手っ取り早く派手な事ができるようになるのも時には必要かもしれないけれど、やはり長い目で見たら基礎は大事。

by uskpn | 2020-07-27 00:35 | デザイン | Comments(0)